サンタは自分で
呼んでくるのだ

なぜ鉢を塗っている場合ではなかったかという理由。

今月、勝山にあるカフェてあで開かれる展示会に参加することになっていたからである(松田しろが)。
11月あたまに参加を決めてから作り始めたものだから、慌ただしいことこの上なく、もう出来た分だけ出そうとか開き直りながらの作業。
幸い(?)今回は十数人の作家さんが少しずつ作品を持ち寄る展示会なので、小さいものや額装したものなどを持って行くことにする。
前に作っていたものもかき集めて搬入へ。
12月ということで、クリスマスプレゼントに(勿論自分用にも!)いかがでしょうか という趣き。
布小物や藍染めの作品、木工や絵・・・
皆さん上手に飾られるなあ。
感心しながら展示スペースの一画をいただいて、今回作ったポーチ・既にあったブローチや額を並べる。
そして、他の方が出されている卵の殻に植えられた小さな多肉植物と、白と水色ボーダーのカットソー(欲しかったのだよこういうのが!)を予約。
何がクリスマスだうるせえなあとか毎度口を荒らすしろは、早々に自分へのプレゼントを確保し、自分の展示スペースの写真を撮ってくるのをすっかり忘れるのであった。

 

 

妖精の森に行ってきた

てあの搬入時に、あれ・・まずいか?と思いかけた風邪っぽいのを葛根湯と生姜と高いドリンクでねじ伏せて向かった上斎原は妖精の森ガラス美術館
7月から開催されていたガラス作家さん5人展に、会期終了3日前に滑り込み。
上斎原は鳥取との県境にある。
姉や子供達とスキーをしに行く時に(わたしはソリ専門だが)前を通ったことがあったが、ずっと気になりながらもこの美術館に入ったことがなかった。(雪深い冬は閉館していると勝手に思い込んでいたし)
ドライブ日和のような晴天の日、友人と一緒に訪れる。
入り口から受付までの道のりで引っ掛かる引っ掛かる。
今回展示の作家さんの作品の他にも、美術館の工房で作られた一輪挿しやグラス・大きくカーブした花瓶やアクセサリー・お皿など、これええなあこれええなあと際限がない。
やっと入館料をお支払いすると、館長さんでしょうか、1階のウランガラスのコーナーを説明してくださる。ウランガラスって何とはなしに緑色だとは思っていたが、こんな上品でやさしい緑とは思わなかった。ブラックライトを当てた時の色の変化に驚嘆したり、ガラス工芸としてのその美しさに嘆息したり。
その後2階の企画展コーナーへ。
岡山県にはガラス作家さんが多いと言われるが、どの方もそれぞれ特徴があって面白い。
来れてよかったねーええもの見たねー。
2階からはガラス工房の様子も見ることができて、たまたま展示をされていた作家さんのお1人が制作されているところであった。
一緒に行った友人が知っている方だったので少しお話しをして、よい所だったなーと言いながら帰途に着く。
小さな一輪挿しを買い、着々と自分にプレゼントをやるのであった。




お気を付けください

別に急いでいたわけではないのだ。
そりゃあ、お茶仲間の忘年会で遅くなって、遅くなっても来ればいいと言われていたからそのまま両親の家へ行って、確かに12時はゆうに回っていたけれども、家も真っ暗、外の電気も消されて、もしや鍵締められとんじゃあないの?と切ない気持ちにはなったけれども、別段急いでいたわけではなかったのだ。
車を降りて荷物を出し、運転席のドアを閉めた時であった。
その閉めたドアで指を挟んだ。
痛ってえ!
びっくりすると声もでない。
すぐさま指を救出したが、夜の冷え込みによってより痛みが増している気がする。泣きそうである。
痛い痛い痛い痛い!
鍵の空いていた家に入り、とりあえずコップに水を汲んで冷やしてみる。
痛え痛え!ずくんずくんする!
早々に諦め、痛みに耐えながら眠りにつく。

翌朝、左手人差し指の爪3分の1を赤紫にして起きてくる。
子供と共に来ていた姉に話すと、ありゃあと気の毒がってくれたのだが、続けて母に話したところ、「なんでえ!」「いつぅ!昨日?」全く期待を裏切らない人であることよ。絶対言われると思うたもんね。「は?自分でしたん!」という問いに「うん」と言ったところ、呆れた溜息が加わった吐き捨てるような「・・ちぇ!!」。
言うと思ったと言ったら、えぇ・・ふうん・・とやり取りを見ていた姉がまた気の毒げに呟いていた。



     
 
     

 


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