新たな
同居人

お母さん鉄瓶買おうか思よんじゃ。
 えー えーなー わたしも鉄瓶欲しいんよなー
要るん
 母買うとき一緒に買うてもろうてめええ?
          (※もらってもいい?)
ほおん

そんなこんなで我が家にやって来た南部鉄瓶。
早速箱から引っ張り出・・引っ張り・・重ぉ!!
1.85リットルのキャパを沸かせるというだけあって、どっしりずっしりかなりの存在感。
とはいえ、これ使よったら腱鞘炎になるんじゃなかろうかと、説明書に従い、使い始める前にする沸かしては捨てを繰り返しながら、ほんのり危機感。
しかしそれに勝る、「我が家に鉄瓶」の高揚感。

お茶を習っているのだが、お稽古の際には必ず鉄釜が使われていて(しかも炭!)、松風といわれるお湯の沸く音を聞くにつけ、また、お抹茶ではなくお白湯を所望することもできるのだが、その時にいただく白湯が誠に美味しいものだから、鉄釜でなくとも鉄瓶が家にあったらなあと常々思っていたのである。

果たして鉄瓶で沸かした白湯も美味しく、この重量も腕を鍛えると思えば何ということはないではないかと頬も緩む。
さあ、なんとお呼びしようか。
安直ではあるが、てっちゃん。あ、知り合いの方の旦那さまがてっちゃんだった。却下。
鉄子さん・・・女性って感じではないなあ。
小鉄さん。いや、でかいか。う〜ん、鉄さま。
いや、南部鉄器だから、南さんか。

名前は未だ迷走中だが、よくぞすぐさま人見知りらしいわたしに馴染んでくれたことであります。
これからどうぞよろしくね。

 

 

今日の
刺繍

作っていたら十数個になっていた刺繍のボタン。




結構たまったよと友人に見せたところ、
いつもお世話になっているお友達に、
ブローチにしてお礼にあげたいと言われる。
手元から離れていくので写真に撮る。



素敵な
一夜


この日をどれ程心待ちにしていたことか!
津山市内の薬局に貼ってあったポスターを見つけてから、まだかまだかと待ちわびていたのである。

津山市で開かれた『秋のクラシックコンサート』。
新日本フィルから、フルート・ビオラ・コントラバスのメンバーと、ビオラの方の奥様でもあるピアニストの4人によるコンサート。
随分前からビオラの吉鶴さんご夫妻は津山でのコンサートに出ておられたのですが、いつも都合が悪くて聴きに行けず、今回初めて叶った上に、その演奏スタイルが大好きなコントラバスの渡辺さんが来られるという!
もう絶対行く!絶対行く!

素晴らしい演奏会でした。
お話も楽しいし、プログラムも盛り沢山で、大大満足。
私のいちばん好きな楽器コントラバス。渡辺さんはあの大きな楽器で、バイオリンでも大変な曲『チャールダーシュ』を弾いてしまわれるのだから、たまりませぬ。
四重奏による『日本の歌メドレー』や『春の声』も聴き応えがあったし、アンコールで演奏された、フルート・荒川さんの曲もよかったなあ。皆さん楽しそうに演奏されていて。

ああ楽しかった。素敵だった。
幸せに浸った夜でした。

     
鉢を塗る

こんなことをしている場合ではないのだ。
ないのだが。

祖父母が菊やさつき、君子蘭やシンビジウムを育てていたので、大小素焼きの茶色い鉢がある。
その鉢にいただきものとか買ったものとか植えていたのだが、先日家の塀を塗った友人に、残ったペンキで鉢塗ったらかわいいでーと言われ、そ、それだあ!と早速ペンキを買って、鉢を洗っていたのだが、なかなか実行できなくて、植えようと思って買ったビオラ(こちらは花です)とアリッサムがいつまでもポット植えのままになっていた。

お天気になったこの日、玄関全面に新聞紙を敷き(ご近所に見られたらちょっと恥つかしいのだ)、鉢を運び込んで白いペンキの蓋を開けた。
買ったペンキは白と青。加えて、友人が貸してくれたチューブ入りの赤・黄・緑。
ふと聴きたくなったビゼーのカルメン・アルルの女をBGMに、次々に塗っていく。
ムラなく塗るの難しいなあ。やっぱりローラーで塗ればえかったかなあ。
大きな白い鉢には青で絵を描いてみる。
1つは水玉(絵というか筆を押し付けただけだが)。ひとまわり小さいのには葉っぱとか。これに花を植える予定。他にも縁だけを青くしたり、緑に白で絵を描いたり。
あっという間に夕方になる。
玄関の電気を付けて続行。家の中でやってよかった。
1日で大小20程塗る。

さあ、次は鉢底石買ってきて、ビオラを植えるぞ。

     

 


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