雑巾 |
急に姉が実家に来るという。 それにしても、今ってどこもそうなのですか? なんだよ それは。 ああつまらん。非常につまらん。 たまたま数十年蓄積された未使用のタオルがありましたのと、かわいいかわいいかわいいかわいい姪甥のためだからやりますけどもが。 高濃度の憤りと、姪甥への愛にもみくちゃになりながら、超高速でミシンを踏み続け、折り畳んだきれいなタオルに何十個ものバッテンを縫い付けまくる。
まあ、両足筋肉痛になるのがオチですけどもが。 |
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今日の 刺繍 |
ボタン 直径約4cm
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今 別れの時 |
大根が採れはじめた頃からなので、10月終わりぐらいからになろうか。 おでん。 月に数回、週に何回、そんなどころの話ではない。 最後の日、具を全部さらえ、実に半年の日々が煮詰まったともいえるそのつゆを濾した。 | ||
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耳の穴から見える世界は |
耳に穴を開けた。 ひと月経つと、撃ち抜かれるようにして両耳に装着されたファーストピアスを外し、手持ちのピアスに付け替えることが許される。 ファーストピアスを初めて見た時、耳たぶを貫く棒の太さに、こんなんひと月も付けとったら、他のフック状のとか細いの付けたらつるっと外れてしまうがん!と心の中で驚嘆していた。 そんな心配は無用どころか、ピアスを他のと付け替えて出掛け、帰ってきてからそれを外して3時間程、風呂から上がって、それでも一応付けとこうかと元のピアスをしようとすると、既に入り口の穴は塞がっていて、耳たぶを下に引っ張りながらやっとのことで突破口を見つけ、尖った先端を慎重に出口方向へゆっくりゆっくり回し入れるのに、開通したのとは違う脇道へ逸れては神経にごあいさつするものだから、その度悲鳴を上げなければならない。 チャレンジと挫折を繰り返し、へとへとになって両耳装着し終えた時には、20分近くが経過していた。
何よりもまず、自分の治癒力に感服する。
サンキューの日に開けたためだろうか。 |
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