金色の
シロップ

そんなタイトルのコラムを暮しの手帖に見つけて、是非やってみたいと思った。
その正体は、金木犀のシロップ。
あのよいにおいの小さな花と砂糖と水を合わせるだけのもの。
畑にある大きな金木犀の木を目指し、ボウルを抱え、勇んで出掛けていったところ、手の届く辺りの花は既に終わりかけ。
肩を落とし、「時機を逸した」と母に告げると「来年じゃわい」とのお言葉。

そんな話を次の日、勝山は月田という地区に行った際していたら、月田では金木犀が満開、「採りに行きませんか?」という流れに。
思いがけず来年を待たずして、シロップとあいまみえることとなった。

とはいえ、あの小さい小さいお花である。
レジ袋を提げ、この花を50gって相当ではないの?と不安がりながら採取開始。
そんなに長いこと生きてきたわけでもないが、まさか金木犀の花を枝からむしり取る日が来ようとは、全く想像だにしなかったことである。
学校帰りの小学生達に「なんしょん」と言われながら、せっせとお花をむしり続ける。
ぷちぷちぷちという感覚がたまらない。
お友達が採ったのを足してもらってやっと50g。
採ってみると、それほど香りが強くないことに驚く。

夜、早速花のガクのようなのやゴミなどを取り除き、さっと水洗い。
鍋に200mlの水と同量の砂糖を入れてひと煮立ち。花を入れて火を止める。冷めたら煮沸消毒した瓶に入れて冷蔵庫へ。
きび砂糖を使ったので、金色というよりは鼈甲色かなあと思っていたら、瓶へ移す際、内側の白いホーローの鍋がオロナミンCばりの黄色に染まっていたのには思わず「おお!」と声を上げた。

思った以上にもりもりの花。
形がちゃんと残って可愛らしいことこの上ない。
ヨーグルトにかけてみた。
オリーブオイルをかけたみたいに金色。そしてオレンジの花、花。
しっかり混ぜて口に入れると・・・
何この感覚。
金木犀を、
金木犀のにおいを食べている・・

なんとも不思議な感覚。そして、幸せ。口に入れる度に、幸せ。
シロップになった途端、倍くらいに濃縮されたようなあの香り。

花を採らせてもらった次の日は雨。
なんて良いタイミングで月田へ赴いたのだろう!
忘れられない秋の思い出となったのでした。

母に、シロップ出来たんで!と言うと、ほんなら食べてみにゃあいけんということで、ヨーグルトにかけて2人で食べる。
おそらく、いや 絶対、言うと思ったが敢えて言わなかったのだけれども。予想を裏切らない人であることよ。
ひと口食べておっしゃったね。
「飛びつく程じゃあないな」。
一体何に飛びつくのかなあ 母は。

 
 

 


秋の
芸術祭
その1

2ヶ月連続Nagi MOCA

奈義MOCA観月会『二階堂和美演奏会「いのちの記憶の物語」』

毎年観月会をされているのは知っていたが、もう22回目とは知らざった。
二階堂さんは、高畑勳監督作品『かぐや姫の物語』で主題歌を歌っておられ、観月会ということで『かぐや姫〜』からも何曲か演奏されました。折しも少し前にテレビで金曜ロードショーしていたのを途中まで(夜更かしできなかった)観たばかりだったので、映像を思い出しながら、二階堂さんの声や動きに見・聴き入る。
時に縦横無尽に歩き回ったり踊ったりお客さんと握手したり。
途中お団子とお茶をいただく時間もあって、とても楽しいライヴでありました。

 

 


秋の
芸術祭
その2

『植木智子・村岡万梨絵・米山千晴 -勝央陶芸教室講師- 作品展』at 勝央美術文学館

勝央美術文学館主催の陶芸講座で講師を務めておられるお3方。
陶芸作家としてそれぞれ活躍されている方々で、各所で展示会など数多くされています。
今回の3人展は、美術文学館のご紹介の通り、三者三様の陶芸の世界を楽しめるものでした。
それぞれお3方とも、別の場所でふと出会っても、あ あの方の!と分かる特徴、キャラクターというのでしょうか、を作品に持っておられる。
どの方のもとても好きでした。
こんな先生方に陶芸を習えて、生徒さんは幸せでいらっしゃる。



スタンプなるもの
第2弾

思い出したように、第2弾。

今回はシロ(犬)のソロバージョンを2つ。
JUNANガールはあんまり人気がないらしい。
こんな犬が。
なんなら犬とも判別し難い、生き物らしいものが。
いや、使っていただけて大変嬉しゅうございますのですよ。

 

ついね。弱い方に与しちゃうものでね。
ヤクルト(野球)が勝って嬉しかった とかね。まあわたしがヤクルト(飲料)好きなので、優勝したら安うならんかなあとか、思ったのもあるけどもね。
真中監督がなんだかかわいらしくてびっくりしたりね。
え、44!?とか年齢知って大声あげて、悪かったなあと反省したりね。
そういえばお肌つやっとしとられるしね。
日本シリーズ、ヤクルトが勝った日、最後ソフトバンクから五十嵐亮ちゃん出てきて、古巣ヤクルトとの対戦、しかもわたしがヤクルト時代にマウンドに立つ亮ちゃん観た神宮球場だったりして感慨深かったりして、亮ちゃん打たれて辛いけどヤクルト勝ったのは嬉しかったりして、やっぱり真中監督かわいらしかったりしてね。

 

いやまあ、ラインスタンプの話なんですけれどもね。
皆さま、よろしかったらシロと遊んでやってくださいませね。

     
 

 


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