年末年始、帰省したり親戚が集まったりで、いとこに会われた方も多いのではないでしょうか。
ところでわたくし、納得いかないことには一切心が動かない性分である。
かぼちゃと小豆のいとこ煮という料理。なぜかぼちゃと小豆がいとこなのか。なぜ人参とかさつまいもとかでなく小豆なのか。なぜ大豆や黒豆ではなく小豆なのか。成分的に関係性があるというのか。納得がいかないために、生まれてこのかた1度もこの料理を作らなかった。
それが、1月11日の鏡開きにぜんざいを作ろうと思った際にふと、ついでにこのいとこ煮を作ってみるかという気になった。
ぜんざいといっても甘いのが苦手なので殆ど甘くはしないから、その残りを煮いたかぼちゃと合わせるという寸法。いつもの通り煮いたかぼちゃに、ほぼ汁気の残っていないぜんざいの残り小豆を加え、一緒に少し火を通す。
旨かった。
あんこやぜんざいを滅多に作らないわたしにとっては、小豆活用法の1つになるかもしらん。
しかし、やはりかぼちゃと小豆のいとこ関係には納得いかないし、一体誰がかぼちゃと小豆を合わせようと思って、いとことか言い出したのか、こういうことを研究する方もおられるのだろうなあとか、なんぞかんぞと考えさせられる料理であった。