みんなありがとうー

昨年の4月から、自分の知っている人だけでも沢山の方が日めくりカレンダーを使ってくださっていました。
「こどもが毎朝めくるんです」「今日シロちゃん何してるかなあて言いながらめくるねんで」など温かいお言葉をいただきながら、ついに先月末で目出度く役目を終えたのですが、その随分前から淋しい・なくなると困る・次はないのかなど、更に有難いお言葉をいただいておりました。
ツイッターとかフェイスブックとかにとんと縁がない暮らしをしておりますが、知り合いの方がフェイスブックでカレンダーが話題になっとったでと先日教えてくださったり(ものすごく小さなコミュニティー内で)、曜日無視して2巡目してますという方もいて、ますます有難いことだなあと思っておりましたところ、4月に入って1週間程した頃両親宅でも日めくりが曜日無視で2巡目しているのを発見し、ありゃりゃなんとまあと驚いていたのですが、その2日後再び両親宅を訪れると、なんと曜日が書き換えられているではないか!ええーっおいー!と更に驚嘆すると共に、わたしが書き換えればよかったすまない!という気持ちになりました。本当にすまない。そしてありがとうございます。
もっと効率の良い作り方を見つけたら、また使っていただきたいものだなあと思っております。

ちなみに作った本人、

 

 

 

 

 

 

   実は使うてませんでした。(小声)
     売る分切るのに精一杯だったの・・・

     
思いつく
ままに

津山のM&Y記念館で母が見たいという展示をわたしも見たくて一緒に向かっている途中、山頂付近がやたらもりもりと桜色になっている山があり、あそこ何だろうかと言ったら、神楽尾公園じゃろうと母が言った。しばしば聞いたことはあるが行ったことのない所。母も行ってみたいと思いながら行ったことがないという。あとで行ってみようかということに。
え、ほんまにこの道?というような所を上がって行くと、桜の木と公園らしき景色と警備員さんが現れた。車を降りて山の方へ向かって歩いてみる。ソメイヨシノはもう散りかけているが、山桜はまだ充分楽しめ、山ツツジや馬酔木が盛りを迎えようとしている山道(階段などもついて整備されているが)を歩く。この、木々が芽吹き始める頃花を咲かせる山ツツジがとても好きである。やっと冬仕様から小さな黄緑の芽を出しかけた木々の間に、赤みがかった鮮やかだけれど優しい紫が現れるとなんも言えず胸が躍る。山の中でこれほど1度に濃い紫色を見るのはこの時期くらいではないだろうか。山ツツジの頃がとても好きなのである。
そのうち山を抜け、資材置き場や畑が現れ、公園の敷地から出たのかなと思ったが、おそらく車から見えたであろうもりもりの桜はまだ向こうの方へある。更に歩いていると、神楽尾城跡まであと6キロという立て札が。あと6キロだって!と言うと、6キロかーと母。戻る?と訊くと、折角来たんじゃけんと先へ進む意志をみせる。山登ラーの血が騒ぐのであろうか。朝が遅かったとはいえ、もうお昼前。体力消耗も手伝って腹が減りはじめたが、少し傾斜がきつくなった赤土の道を、立て札の所で杖を借りた母とてっぺんを目指す。お天気もよく、汗をかきながら登り続ける。公園に来て山に登るとは思わざったが、久々に大きな木々の中を歩くせいかわりあい楽しい。
三の丸という場所まで来ると山桜が増え、更に急になった城跡への道の脇には、結構太い山桜が並んでいる。ああここだったんじゃなあと言いながら登り、やっと頂上へ。津山のまちから鏡野から那岐山から昔からなじみのある二上山から、山桜や菜の花畑が見事な所、360度広がる景色。そこにある大きな地図を見ながら、あそこが高速じゃろ、あれが鏡野中であそこがグラスハウスであれが星山でと大盛り上がり。登ってえかったなあと思う。
充分景色を堪能してから、弁当持ってくればえかったなーと言いながら下山。
帰りは違う道を通ってみようと、三の丸から別ルートに入る。こちらは階段のついてない道。一体今どこら辺を歩いているのか全くわからず、どれだけこの公園は広いのだ本当に元の所に戻れるのかと不安になりながら歩き続け(案内が殆どないのである)やっと遊具らしきものが見えた頃には、もう1時も回り、そこで行われていた花見の宴もたけなわ。わたしの空腹も限界を超え目眩と震えにおそわれていたが、いつものように酷い機嫌になることもなく、頭はくらくらしつつも何とはなしによい気分のまま、母とカレーを食べて帰ったのでした。

まあよう歩いた。
おみそれしました、神楽尾公園。

     
運も実力
なのか

おそらく、くじ運がいい方ではないと思う。鯛もチーズの詰め合わせも当たらんかったし、先日の瀬戸大橋開通25周年記念スカイツアーも、見事に落選通知が返ってきた。 ということはやはり、引き寄せたのは母だったのか。

2月のある日、母からの電話。道後温泉の格安日帰り旅行が当たっとるようなと言う。年末にドラッグストアで応募した、旅行か物かが当たるものの、Wチャンスにひっかかったらしいのだが、応募者本人ではなく、ご家族に当たることもあるので名前書いとけよ的欄に書いておいた母が当選したのである。3人までご同行できるというので、朝が早いのは嫌だと気の進まない父も、バスで寝とりゃあええがんと強制参加させる方向で希望日を伝えたところ、2月中はいっぱいなので4月にしてくれと言われ、2ヶ月先の予定やこわかるかやと言いつつ決定。その日を忘れながら思い出しながら過ごした。

つまりは買い物ツアーだったのだけれど、愛媛には未だ足を踏み入れたことがなたったので、1度行ってみたかったのである。朝は寒かったけれど、お天気がよくなって本当によかった。車中ではわりあいよく寝たけれど、瀬戸内の海がまことにきれいで本当によかった。行きは瀬戸大橋を渡り、戻りは初めてしまなみ海道を走った。道後温泉へ向かう途中、松山市内で坊っちゃん電車(列車だったかな・・車体がレトロな路面電車)に出会い、なんかわからんが思わず車掌さんに手を振ってしまった。観光客丸出しではないかとちょっと恥じたが、一瞬わ、なんだよとびっくりしながら、笑顔で手を振ってくださった優しいメガネの車掌さんありがとう。素敵でした。しまなみ海道を帰る途中では、大三島(おおみしま)という島に立ち寄り、大山祇(おおやまずみ)神社にお参りした。父とわたしが唯一積極的に興味を示した場所だったが、すぐに土産物屋に連行され、大変無念でならなかった。もう1度、是非もう1度大三島に行きたい。そんな大三島は、国内最初のレモンの生産地だそうで(と聞いたが、後日生協の注文用紙に違う島の名前が出ていたので真偽の程はわかりかねる)、島の中にあるジェラート屋さんでは、いちぢく&瀬戸田レモンのジェラートをダブルで盛ってもらい、この2種のチョイスに満足しながらおいしゅういただく。

ところで、平日に丸1日親子で参加しているグループはほぼおらず、試食に群がり、栗タルト(お買い得品)を買い漁るミセス、車中でひとときとして途切れることなく(父の後ろの席で)喋り続けるミセスたちの中で、父には悪いことをしたかなあとも思ったが(風邪気味だったし)、一緒にどこかへ旅行することなど滅多にないしまあええかと、家に帰り、早速買ってきたうどんをみんなで食べながら勝手に自己完結したのであった。

 

 

 

色々ある

指を負傷した。というか切った。というか左手小指の先直径5ミリ程が切断された。

母に分けてもらってから5年以上は経つローズマリーが、今年初めてたった1枝7輪だけれど、花をつけた。

左手の小指が使えないだけで全身のバランスが狂うのか、右手で持った梅干しの入った容器を落とし、台所の椅子の座布団が血を浴びたようになった。

1年以上前に大好きな人から株でいただいた蔓桔梗が、おごるだけで咲かんなーと思っていたら、今年初めて蕾をつけた。

入浴中、風呂場でガラスのものを割った。(非常に危険である)

指を切った時に一緒に居た方が、案じてわざわざお仕事の合間に電話をくれた。

自転車で買物に出たら結構雨が降り出し、雨の中自転車をこいで、家に帰り着いたら止んだ。

小指のカットバンを替える際、身切断時、自分の指をわたしの血で染めながらカットバンを貼ってくれたかわいい人と、そんな手でやめなさいと代わりに布巾を絞ってくださった紳士が思い出される。

久々に会った甥2人の尋常ならざるめんこさ。

 

人生悲喜こもごも。禍福はあざなえる縄の如し。

なんかしらん、禍が列をなしてきやがったなと思ったら、いきなりどんなでかい福が突っ込んできてもええように、腕胸足腰くだけんように、鍛えて待ちかまえとくのである。
おう、小指も治しておかねばならぬな。

 

   
     

 

 

 


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