描き初め

新年早々姪と仲良くお絵描きをしていると、それを見た彼女の父、つまり姉の夫、要はわたしの義兄がやにわに「なあなあ、ぱるる描いて」と言い出した。ぱるる?ああそりゃタウンページか。あ、いやあれはぽすとんか。え、ぱるる?と呟いていると、彼は「これこれ!」と言いながら、自分のスマホをわたしに見せた。

誰?

アイドルかなんかか?見も知らん女性。AKBの。姉がそばから解説してくれる。いやじゃーなんで描かんといけんのーんと拒否したが、描いて描いてと言い続けるので仕方なく描いてみることにする。
デッサン力はないし、写真などを見て描いたりするのは大変苦手である。たまに画面にタッチしてないと写真が消えてしまって、あっと思って触ると違う画面が出てきたりしていちいち動揺させるスマホを見ながら、ぱるるを描いてゆく。正月から絵の練習。
なんとか完成したぱるるを見て、彼が思いの外喜んだので、コピーした紙の裏に描いたもので顔に線とか入っているし、姪の命で描いたドレスの裾がかぶさっているが、ちょっと載せてみることにした。

そういえば本名も聞かずじまいだった。ぱるる。
似てないからって、勿論苦情はお受けいたしませんことよ。

     
華やいだ
生活

まとまってお花をいただく機会があった。
かごに入ったものを2つ、切り花を1束。
かごの方は、赤やピンクでまとめてあって、その中に白と赤のマーブルのチューリップや菜の花が加わり、春めいた雰囲気を醸している。
一方切り花は、黄色とオレンジを基調としてぱっと明るく、ガーベラや蘭の仲間・スターチス・カーネーション・フリージアなどで構成されているのだけれど、その中のスイートピーが、まあなんとも可憐で優しく、ひときわ目を引く。黄色一色と黄色に薄いピンクのスイートピー。ヒラヒラしていて弱そうだが、案外長持ち。台所などに置き、毎日ええなあええなあと愛でている。つくづくお花は素晴らしい。少し前に姉の家で見た薄紫のスイートピーも美しかった。

色んな色が出ているけれど、そういえば赤いスイトピーにお目にかかった記憶がないのは気のせいだろうか。
そもそも、線路のわきのつぼみは、えんどう豆の花ではないのかと思っているのはわたしだけだろうか。

 

     
世話を
かける!!
校正係!!

言葉・言葉遣いの乱れというのは、よく話題にのぼる事柄の1つではなかろうか。

大変有難いことではございますが、どうやら我が母は細々と続けているこのホームページの数少ない訪問者のひとりである。
先日、別の用事で母から送られてきたFAXに、手書きで大きく

   煮いた→炊いた
    ↑間違い!!直せ!!

とあった。

更新したばかりのfarmのページ、かぼちゃのいとこ煮の話である。
煮るという字で煮くと書き、「たく」と読まないことは承知の上で、以前昔の暮しの手帖だったか何かでこの書き方をしているのを見て、大層文字と行為が合致していると思え、以来大根やかぼちゃなど特に野菜を「たく」時は、煮くを採用しているのである。

ところで、手書きの文字というのは、顔つきや服装と同じように、その人となりをよく表すものだと思う。
そこで母の字であるが、とてもきれいな文字である。我が親ながら上手だと思うし、子供の頃でも、学校に提出するものなど母の字は誰に見られても恥ずかしくないと、胸を張って持っていくような気持ちであった。しかし、その完璧主義で真面目すぎる性格もよくそこに表れていて、きれいすぎて険があるように感じることすらある文字でもある。それで「間違い!!直せ!!」とでかでかと書かれ、その上びっくりマーク2つである。
わりあい突き刺さるのである。胸に。
すぐさま あえてそう表現している 直せとか書くな とFAX。
口で言えば、間違うとるがあんたー直せーや、わはは ぐらいのことで、母もそんな気分で書いているのだろうけれども、その時はやたらと頭にきたのである。
パソコンの文字やメールだと感情が的確に伝わりにくく、誤解が生じるとかトラブルになるなどよく聞くが、手書きの文字でも案外起こりうることかもしらん。
ただ、普段から全部顔に出るとかわかりやすいと言われるけれども、その時の字も、定めしよくよく感情のこもった文字であったろうと思う。

ひと呼吸も置かずに、まるで高速餅つきの合いの手のように、怒りをぶちまけたFAXを送ったことを反省しつつ、 その一部始終を話したら、「たく」にその字は載ってないねとすぐに辞書で調べてくれた方がいたが、後日何事もなかったかのように母を訪ね、この件には互いに触れずいつものようにとりとめもなく話す台所の、わたしの傍らの椅子には、漢和辞典がちょこっと座っていたのであった。

 


 

   

 

     

 

 

 


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