憧れのステキスポット

是非とも行きたいと長いこと思っていた場所をついに訪れることができたのが7月の終わり。
また行きたいなあと思いつつ、彼の地のホームページを拝見していたら、なんとわたしの本を紹介してくださっていて、びっくりするやら嬉しいやらで1人で照れていたのが8月あたま。
そして今回、大型台風が接近する中、台風に向かって南下。高本さん展にお邪魔し、わあわあ言いながら展示を楽しみ、宣言通りモールでシロを作って床に散歩させておくという余計なことをした後、再びそこを訪れた。
Fabrique451さん。
451BOOKSさんの仲良しのお店で、雑誌で紹介されたり、そこへ行った方々が求めた物たちを見るにつけ、ああ行きたいああ行きたいと思い焦がれた雑貨屋さん。小さなお店なのに、1つ1つ見ていたらすぐに時間が経ってしまいそうな程色んな物があって、そして特筆すべきは(←1回使ってみたかった言葉)それらの多くが驚く程にお求めやすい値段であることで、前回の初来店の際は、鳥の形の小さなハサミに胸を射抜かれ、更に400円というロープライスに、もうなにをか迷うことやあらんという具合に、1度目にしてすっかりFabriqueさんの虜となってしまったのである。
今回は更に、わーい また来たよー!!と(いう気持ちで)お店の扉を開いたところ、451BOOKSさんにお会いできるという特典まで付いていて、台風のさなか本当に来てよかったと!乗っけてもらっていただけですけど!
相変わらず欲しくなるもの満載の中、わあわあ言いながらあれこれと選び、至福の時を過ごしたのであった。お店を出た途端に「ああまた来たい」。2回目にして中毒です。
時折激しく雨の降る中、とても豊かな気持ちになったベリーナイスな1日。
反省点としては、Fabriqueさんでお会いした451BOOKSさんがその日お店番をしているというpieni deuxでのzine展などへもお邪魔し、帰りに美作市にあるギャラリーへ寄ったその時点まで、前が開いていることに気が付かなかったことであろう。
この日お手洗いに(ちょっと上品ぶってみる。完全に遅いけど)行ったのは、朝11時の1回だけであるからして、開けたまま公然と街を歩き、開けたままうどん(大)を注文し、開けたままうどんを食べ、もーなんでこんなにかわいいのとシールを選んでいる時も、器を見ながらわたし三島焼好きーなどと知ったような口を叩いている時も、はいていた長靴を褒められてゲヘゲヘといい気になっている時も、乗せてもらっている身の上で、車中でつまらんことを言い、大笑いをしている時も、人気だと言うパン屋さんに寄りフォカッチャを求めている時も、ずっと開いていたのだと思うと、11時以降の全日程が恥ずかしくなり、なに開けたままスイーツ食べてお茶とか飲みょん!なに開けたまま偉そうに財布からお金出したりしょん!誰1人として気が付かなかったのだろうか、気が付いても言えなかった方には誠に申し訳ないことをした、 そもそもなぜ閉め忘れるという事態が起こったのか と、素敵な1日の余韻に浸るはずが、開いていたことに頭を占領されてしまうという、何ともしまらない帰り道になったのであった。

 
 

 

放蕩家主

植物を枯らすことにおいては定評のあるわたくしですが、家の前に並ぶ鉢植えのさつきを、よかれと思って植え替えてみたり、剪定をしたりしてみても、または何もしないのに(何もしないから!?)枯れてしまうと、それなりに悲しいのであって。されどすぐに処分もできず、畑に持って行くつもりで横の方によけていたものが、数ヶ月後や1年近く経ってから、枯れた木の根元や枝の途中から芽を出していたりされると、もうはあ胸が締めつけられるようで、水をやる度に泣きそうになる。家主に元気をくれるなんて・・・わたしはなんて鉢に恵まれているのだろう。
そんな横で、虫に葉を穴だらけにされているゼラニウムや、クモの巣が絡んだローズマリーは、さぞや家主に恵まれないと嘆いていることであろう。

 

 

故障者リスト登録

火傷をしたのです。
昼ごはんに作っていた皿うどんの具を炒めていたフライパンから噴き出した常軌を逸脱した蒸気により、左手人差し指が全身大やけどの重傷を負ったのです。
昔腕に油を浴びた時も相当なことになりましたが、今回も、氷水を入れたコップに数時間指をつっこんだあと、氷を入れたナイロン袋を指に巻きつけ続けたにも拘らず、指の真ん中の関節部全体が水ぶくれになり、数日しびれ、青黒くなり、そうでなくても見てくれの悪い手がますます不細工なことになったのです。
負傷したのに母にそしられ、ピンポイントで姪に踏みつけられ、調理時、包丁を添わせるのは大抵中指ですが、わたしは人差し指がその役をかって出ているために、包丁が当たるとびりっとくるわ水ぶくれが切れそうじゃわで、ごはんをするのもままならず(ごはんだけにね)すっかり往生してしまったのです。
改めて、湯気と母の恐ろしさを文字通り痛い程思い知らされた出来事だったのでした。

 

 

さらば
白髪よ

姉と白髪の話になった。
「あんたはええけど」という前置きで始まった話はこう。
髪は(人によって?)生える量が決まっとるらしく、髪量のそう多くない姉やその配偶者は、恐れて白髪を抜かないという。
ええ、わたくしは全然平気。
わーれはー抜くー
こころのめいずるまーまーにー
わーれはー抜くー・・・

ああ・・・いつもの癖(替え歌)が・・・

 

     
ストレス
過多

思った以上にいいものを手に入れたと思ったら、一方で目算を大幅に誤り、どこにも置けないようなものが届いて頭を抱えたり、ご近所の方とのお別れがあったかと思うと、お会いしたいお会いしたいと思っていた方を思いがけない所でお見かけしたり、最短20分で着物が着られたと思ったら、車のいわゆる鍵の閉じ込めをやらかし(家の鍵も付いている)、どうにかこうにか大役を終えたかと胸を撫で下ろしていたら、車のドアに引っかけて、着物の袖の手が出る所が破けたり、悲喜こもごもというけれど、こう短時間(最速数十分)にこもごもされては、気持ちの乱高下にまいまいして激しく消耗してしまうではないか。或いは、感情の起伏の激しいわたしを、どっちかの感情にがくーと傾かないように、一定に保とうというプログラムが起動したとかそういうことか?しかしもうちょっとペースを落としていただけると、落ち着いてこもごもできるのだがなあ・・・あ、それをさせない作戦か。ううむ。

 

 


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