泣く程寒い冬ですよ。

よく自転車に乗る。この時期、防寒対策をはたから見れば変質者かと思われる位しっかりしないと大変つらい。しかし顔だけはどうしても隠せず、毎年何度目出し帽をかぶりたいと思ったか知れないが、それこそ通報されかねないので手で鼻から下を覆ったりしながら走る。するといよいよ守れないのが目なのだけれど、風を切るものだからみるみる涙が溢れだし、泣きながら町を疾走する羽目になる。確かに寒いのはつらいが泣き出してしまう程我慢弱いわけでなく、泣きたいのに直ちに向かわなければならない場所があるわけでもない。まあ走り去る者が泣いている 基 涙を流しているのに気付く人はまずおるまいが、何とはなしに人に会う度言い訳をしたくなってしまう、冬の行事のひとつのようなものである。
短いスカートに素足の高校生を見ると若いのねえと思い、薄着で手袋もせず自転車をこいでいるご老人などを見ると自分の格好に恥じ入ってしまいます。  

 

 

 年末満喫

近くのホールでの第九の演奏会に行きました。ソリストを呼ばず、ソロパートも合唱も合唱団だけで歌うという珍しい第九を続けておられます。
どうしても仕上げたい仕事があり、前日(当日?)ほぼ貫徹したにも拘らず(2〜3時間休もうと朝7時に布団に入ったところ、意識が戻ると正午でしたが)、頭痛はし目の焦点は合っていなかったものの、一切瞼が重くなることなく1時間超の演奏を聴き終えました。
それにしても演奏を生で観るというのは、とてもとても素晴らしい。 今回でも、よくもまあ何十分それ以上演奏し続けられるもの!とまず敬服してしまいます。
昔から低い音を好むせいか、わたしが知るオーケストラの楽器の中で最も好きなのはコントラバスなのですが、あの弦の上を滑る弓の動き、高い音を奏でる時の前傾姿勢などもう本当にたまらなく、今回聴いた第九にはそういうわたしを魅了するコントラバスの動き・旋律がしばしば登場するもので、観ずにはいられないのであります。また、コントラバスの次に大好きなファゴットにも痺れ悶えてしまうような箇所が次々あり、2本でハモられたりなんかした日にはもう心の臓を鷲掴まれ持ち上げられたかのようになって、つまり寝ている暇などないのであります。
会場の雰囲気や、出演者の表情・仕草、緊張感など、CDやレコードでは味わえないものがあるし、わたしのような素人は、あバイオリンここでこんな動きしとったんかーとかこれホルンの3番の音だったんじゃとか、楽しみや驚きも多く、また、楽器も声も全てそのまま、何の加工もされず機械的なものも通さずまさに生の音だけで、これほどのものが出来るのだなあと今回改めて感じました。
本当に昼で目が覚めてよかった。演奏会に間に合って・・・

ちなみにファゴットの次に好きなのはティンパニで、以下シンバルなどの打楽器、チェロなどと続きます。   

 

 

 

リベンジ
ザ 冬至  

去年の冬至にかぼちゃを食べ忘れたので、今年は忘れまじ!とどうやって食べようか考えた。
スープにしても蒸しても揚げてもお味噌汁でも、心躍らすかぼちゃの料理。普段通り煮いて食べようと思っていたが、前日になって、カレーにしよー!と思い立ち、たっぷりの玉葱とかぼちゃ、さつまいも、ブロッコリーなどを入れたカレーを作った。
おいしくて大満足していたら今度は柚子湯に入り忘れ、慌てて次の日入りました。間に合っただろうか・・・風邪ひかんですむだろうか・・・

 

 

年越し行事
年末恒例の餅つきのため、前々日から米をついたり洗ったりという準備をした。ひと臼(1回)2升5合の米で餅をつく。今年は9臼。ひと臼ずつバケツにお米を分け、洗うこと1時間半。研ぎ汁でつるつるになったかと思われた手が、気付くとかつてない程荒れ、ガサガサを通り越してバリバリに。クリームをベタベタに塗っても治らず、餅つき当日は朝からてんやわんやで、昼にはつき終えたものの片付けを終えて手を見ると、ますますもってひどいことに。何十個(何百個?)もんだかわからんが、餅はあんなにつるつるすべすべだったのに、それを作ったわたしの手ときたら・・・!これ以上人前に出せないような見ていられない手にならないでくれ!!
それにつけても、出来たての豆餅の旨さったらないですな。大好き!
 

 

 

 

 


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