世捨て
られ人

我が家でマヨネーズを使わない理由について姉に話していた時のこと。
終わり頃の、あのチューブの先の細くなったとこにマヨネーズが残るのがどうも嫌で、前はハサミで切ってヘラで掻き出していたのですけど(貧乏だしね)、滅多にマヨネーズ自体使わんし、ちょっとお値段張っても瓶のを買うことにしていたところが、商品見直しか、その瓶の商品がある日突然店から姿を消したため、もうええ、もうマヨネーズなしで生きていくわいと決めたというのがいきさつですが、その途中「瓶が店から消えた」の時点で、「またあ?」と言われた。

そう、わたしが利用するものはことごとく姿を消してゆく。

APSがなくなると言われ、現像と焼き増しをお願いしていた写真屋さんで、自分でも慌てるぐらい大きな声をあげてしまった。
ご存知ですか?APS。カメラのフィルムの1つですが、カメラにカチッと入れるだけで、フィルムが終われば自動で巻き取り、しかも撮り終わったよとフィルムにバッテンを出して教えてくれるという、まあそれは画期的なものでしたよ。
それがなくなるかもという。そりゃあ資料にと思って撮ったって、フィルム1本終わるまで現像できずに結局記憶を頼りに描いたりして、半年後とかになんのことやらという写真があがって困ったりするさ。それも事実さ。
それにしたってなんだというのだ。問答無用で支流を断ち切るこの世の流れ。(自分を支流と思ったことはないが!!)利用者に何の相談もなしに?デジカメ使えばいいじゃんというのか。そんなんこっちが決めますよ。こうなりゃくださるったっていりませんよ。いやAPSに限らずですよ、公衆電話がなくなり、応募はパソコン携帯からと言われ、お気に入りがわたしの前から去って行く度、この社会に参加するなと、生きていくなとでもいうのかしらと暗澹たる気分になり、ますます内にこもってしまうのであって、他の種のものなら絶滅危惧種とかって保護するくせに、同じ人間だと容赦なく切り捨ててゆくこの世の様!とか明らかに世の中に対していじけた気持ちになり、投げやりになっている人間を少なくとも1人は生み出しているのだけれど、そういうのは別にいいのかなあ、別にいいのか、もういいか、ああもういいや とまた一歩文明社会と隔絶の度合いを深めたある秋の日であった。

これからは35ミリフィルムと共に生きていくもんね。

 
 

 

カレンダーの教え

仕事部屋の1日1言カレンダーに言われました。

「家にこもるな頭がぼける」

ぎゃはっ
完全にぎゃふんでございます。状況と合致しすぎてこわいです。
早速畑に行きました。

 

 

Livng in
Arts
Project

 

10/29(土)から、真庭市勝山地区でLiving in Arts Projectが始まりました。商店街や町並み保存地区などの商店・ギャラリー・かつて使われていた建物など10カ所以上で、40人を超える作家さんの作品を見ることができます。わたしの描いたものも、旧岡野屋旅館にひっそりと参加しております。来てくださった方に「えっ これだけ!?」と言われました。でも展示場所が大変気に入っているので勝手に満足しております。
初日はよいお天気でしたが、2日目の今日は1日雨になりました。しかしこの建物、雨でも晴れでもとにかくいい。もう窓辺に座ってしまったら、いつまででもぼけーとしそうだし、気を抜いたら畳に転がって寝てしまいそうだし、夕方は西日で目がつぶれそうだし、また今日の雨の情緒のあること!ここに展示できて誠に有難き幸せでございます。ほこりで真っ白だった廊下を磨き上げ、今では相当貴重な波打った窓ガラスをピカピカにし、展示用の壁面を作られたり、階段を修理したり、多くの方の大変な労力によって、こんな心安まる空間が出来たのであって、このイベントのためにご尽力くださった方々には、感謝の念でいっぱいであります。
岡野屋の他の会場も、まあ素敵な作品が盛り沢山です。それぞれの会場でそれぞれの作品が、そのよさを発揮しているという感じがします。その場所の空気、雰囲気を吸い上げてしまっているような。おすすめが多すぎてとても書ききれませんのですが(天気や時間帯によって表情が全く変わるものもあるし)、朝から来ても、簡単に1日済んでしまうかもしれません。楽しいのです。なんだか、ハイ 楽しいです。
11/7(月)までの期間中、ワークショップも開かれ(木とか皮とか、たのしいよ〜!)、11/3(木)には、のれんスタンプラリーや、ひしおでの手作り市のイベントも行われます。→詳しくはinfomationのページにて。
色んな楽しみ方をしていただけると思います。
是非是非おいでくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 


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